太陽光発電を付ける際に、Qセルズに発電シミュレーションをして貰いましたが、
他のメーカーと違い、Qセルズは独自の計算方法で算出している様で、
出てくる発電シミュレーションは本当に正しい数値なのか…?
独自システムでの算出で、実際はそこまで発電しないのでは…?
と、不安でした。
そこで、
太陽光発電を設置して1年以上経ったわが家の発電シミュレーションと実際の数値を比較してみます。
2020年の1年間で比較してみました!
↓2020年の電気代については、こちらの記事をご覧ください。
Qセルズの太陽光発電シミュレーションと実際の数値の比較表
【設置情報】6.51kWシステム
(モジュール)型式Q.PEAK-G5.1 310を21枚(パワコン)型式HQJP-R55-A2を1台
【物件情報】(屋根材)金属縦葦(勾配)0.5寸 北面
※実際の数値は小数点以下切り捨てにしています。
2020年 | 実際の数値(kWh) | シミュレーション値(kWh) |
1月 | 399 | 345 |
2月 | 512 | 409 |
3月 | 702 | 556 |
4月 | 888 | 620 |
5月 | 884 | 670 |
6月 | 772 | 564 |
7月 | 593 | 587 |
8月 | 911 | 625 |
9月 | 594 | 463 |
10月 | 527 | 428 |
11月 | 459 | 327 |
12月 | 388 | 314 |
合計(年間) | 7629 | 5906 |
新日本住設が出してくれたQセルズのシミュレーション5,906kWhに対して、実際の発電数値は7,634kWhと、かなり良い数値が出ています。
シミュレーションは低く見積もっていると思いますが、実際との差も大きいので、おそらく今後もシミュレーションを下回ることは少ないかと期待しています。
ちなみに、2019年7月から太陽光をつけていますが、2021年4月現在まで一度もシミュレーションを下回った月はありません。
※ただし、営業の話では、2018年は悪天候が続きシミュレーションを下回ったそうです。
Qセルズの太陽光発電シミュレーションの内容
Qセルズのシミュレーション算出については、下記の計算式になります。
他メーカーは太陽光発電協会(JPEA)の定めた計算方法を採用していますが、Qセルズは独自の計算方法で算出しています。
月間発電量(kWh)=太陽電池容量(kW)×月平均傾斜日射量(kWh/m2・day)×パワコン変換効率×モジュール温度上昇損失×システムロス×その月の日数×その他係数
その他係数には以下の1~4を考慮しています。
1.モジュールの出荷時のポジティブトレランスを見込んでいます。
2.システムロス及び低照度特性等の効果を考慮しています。
3.気象データはNEDO全国日射量データマップ(1981~2009年の29平均値)の日射量データおよび、2015年の気象庁の日射量データを考慮しています。
4.北面設置による発電量低下を考慮しています。
Qセルズの発電シミュレーション資料より抜粋
その他考慮されているもの…
- モジュール温度上昇損失(12~3月:7.8%、4~5月:11.7%、8~9月:15.8%、10~11月:11.7%)
- 実使用時の出力(発電電力)は最大でも太陽電池容量の70-80%程度で計算
考慮されていないもの…
- システム回路構成や構成機器種類による影響(組み方によって発電が変わる)
- 影による影響
- パワコンの出力抑制による影響
- パワコンの力率制御による影響
ちなみに、1年間の発電シミュレーションなので、機器の経年劣化は考慮されていません。
また、
同じQセルズでも、施工会社(設置業者)によって屋根に設置できるパネル容量も変わり、発電量も変わりました。
実際に施工会社に現地を見てもらって、乗せられるパネル容量を調べてもらう必要があります。
まとめ
シミュレーション算出に考慮されていない条件がいくつかありますが、
計算しきれない数値もあるため、仕方ないかなという感じです。(+私の知識が足りない…)
そのため、シミュレーション値を丸々信じることはしませんが、
現時点ではシミュレーション値よりも発電してくれていることもあり、
新日本住設が出してくれたQセルズのシミュレーションは問題ないと捉えています。
新日本住設の営業マンが「最低限の数値」と言っていたので、本当だったようです。
シミュレーション出来れば、売電が終わるまでの10年間の見通しがつけやすい!
わが家としては、早く初期投資を回収して、蓄電池を購入したい…!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
コメント