現在のお仕事である職業訓練校でのキャリアコンサルタントの仕事内容をお伝えします。
↑職業訓練校で働く前は、こちらの漫画を読んで生徒さんの気持ちをイメトレしていました(笑)
さて、
私の働く職業訓練校でのキャリアコンサルタントの仕事内容は2つあります。
1つ目が、キャリアの講師。2つ目がキャリアコンサルティングです。
①職業能力開発講習(キャリア支援)の講師
私の職場では、1日5コマ(1コマ50分)の講義を行います。
講義内容は、就職時や働く上で必要な知識についてです。
例えば、
自己理解の講義では、アサーション等を紹介してコミュニケーションについて学んだり、キャリアアンカーを紹介して、ご自身の価値観を考えて貰ったりします。アセスメントツール(興味検査、GATB等)やジョハリの窓等を用いて、多方面から自己理解を深めてもらい、最後にジョブカード作成を行います。
キャリアプランニングの講義では、自己理解で見えてきた「強み」や「やりたいこと」や「やってみたいこと」をどう実現していくのか、質問を繰り返しながら解像度を上げて頂くことをしています。
そして仕事理解の講義では、ジョブタグやハローワークインターネットサービスを一緒に触り、仕事の内容や種類について触れます。
さらに、応募書類の書き方や面接対応についての講義も行います。
応募書類の書き方では、PREP法等の伝え方について練習します。面接対応では、ビジネスマナーや実際に受講生さん同士で面接ロープレを行います。
その他、ストレスとの向き合い方や、社会人基礎力、働く上で必要な法律についてもお伝えします。
上記のように、講義する内容は、キャリアコンサルタント養成講座で学んだことばかりなため、知識がより深まる実感があります。
ただ、私は人前で話すのが苦手で、上手く伝わっている自信もありません…
まだまだスキルアップが必要と感じています。特に、グループワークをすることがあり、その際のファシリテーションスキルが皆無です…!ここは、なんとかしなくてはと課題に感じています。
②キャリアコンサルティング
私の職場では、1人20分間のキャリアコンサルティングを月1回行っています。
複数クラスあるため、複数のキャリコンメンバーで分担して行っていますが、月に50人近くは担当します。
訓練校修了までに、1人3,4回実施する機会があり、1,2回目はジョブカードを見ながら自己理解を深めます。3,4回目は、就活での困りごとや応募書類の添削を実施します。
キャリコンとしては、やはりジョブカードを見ながら自己理解を深めるところが楽しいですね。
ご自身でも気が付いていないその方の強みや特性を一緒に見つけたとき、その方が自信を取り戻したとき、表情が明るくなる姿を見ると、とても嬉しくなります。
さいごに
訓練校に来られる受講生は、10代〜60代と学歴経歴様々な方がみえます。
その分、様々な悩みがあります。
私にとっては日々学ぶ事が多く、とてもやりがいのあるお仕事です。
特に、グッとこらえて傾聴する。まずは相手を肯定して受け入れる。ということが以前よりも出来るようになったと感じています。
それにより、相手は本音で話してくれ、私の話もすんなり聞いてくれる(気づきを与えられる)という実感があります。
就職率も求められますが、私の訓練校はそこまで厳しく課せられる訳ではないため、ストレスに感じることは無いです。(元営業という感覚もあるからかも?)
職業訓練校であり、1回の面談時間も20分と短いため、どうしても自己PRに使える強みに特化した話になりがちです。よく言えば、そこに集中して話を絞ることはかなり出来る様になりました。例えば、今までの経験からのやりがいやその人らしさの行動面等についてお話を絞るなどです。
悪く言えば、別の悩み(家庭との両立、病気との両立等)を聞く機会は割合としては少なめです。…3割ほどでしょうか。
色々書きましたが、
キャリコンとしては、学んできた知識をアウトプットする場でもあり、人の支援もできる職場かなと感じます。
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