わが家はワールドワイドキッズ3年目です。
息子は英語が好きだし、少しは話せるけれど、
このままワールドワイドキッズだけで英語が話せるようになるのか、不安になっている頃です。
そんな中、ディズニー英語システムの無料体験を受けて、
改めてワールドワイドキッズには足りていないなと感じたこと3点をお伝えします。
・ワールドワイドキッズを検討中の人
・ワールドワイドキッズを活用中で、今後の見通しを知りたい人
ワールドワイドキッズは文法などの説明が足りない
まず、数字・フォニックス・前置詞は繰り返し出てきて分かりやすいです。
名詞の単数、複数形もさらりと出てきますが、アプリゲームやタッチペンでいくつも出てくるので、数は少ないですが、比較的理解しやすいです。
ただ…
文法、人称代名詞、時制についての説明は一切なく、ここは親の努力が必要かと感じました。

そもそも、幼児教材だから説明がないのかも…!
文法の説明が足りない
例えば、下記のような私アラフォー世代が学校で学んだような説明はありません。
give(与える)の使い方
例文:「あなたは私にリンゴをくれます」
You give an apple to me :give 〔もの〕 to <人>
You give me an apple :give <人> 〔もの〕
DVDや絵本から使っているのを聞いて、身につけるのみです!
まだ、上記レベルの短い文章しか話さないため、文法を間違うことは無いですが、
今後、長い文章を話す際に、バラバラな文法になってしまうか心配です。。
人称代名詞の説明が足りない

フォニックス教材で“I/You”について理解しやすいアニメはあります。
また、“my name …”や“your turn”や“It’s mine”などはよく出てくるので、
二人称までは、息子も使えています。
ただ、“He/She/They”などの三人称が何を示すかのアニメはなく、
当然、人称代名詞(he/his/him)の説明や、三人称になるため“do”ではなく“does”を使うなどの説明もありません。
ステージ3でいきなり“What does it look like?”のフレーズが出てきて覚えます。
ここでもDVDや絵本を見て感じ取る必要があるのでしょうが、なかなか難しいです。

実際、3歳息子はまだ二人称までしか使えていません。
時制についての説明が足りない
現在、過去形、未来形、進行形、完了形、完了進行形など時制に関する説明は一切ないです。
…まぁ、書いているだけで拒否反応が出てきますが…
例えばディズニー英語システムであれば、同じ単語やフレーズを繰り返しながら少しずつレベルアップする「スパイラル方式」を採用されています。
“go”の場合、
原形“go”
→三人称単数現在形“goes”
→進行形“are going”
→未来形“is going to go”
→過去形“went”
→熟語“let go of”
→過去分詞形“was gone”
繰り返し使って徐々にレベルが上がっていきます。

ワールドワイドキッズでは、ステージによって出てくる時制の難易度は多少上がっているように感じますが、特に分かりやすいアニメがある訳ではありません。
ざっくり調べると、stage1では原形や進行形が多く、stage5では“I’ve seen this before!(これ前にみたことあるよ!)”と現在完了形が出ていました。
思えば、母国語では「過去形は〇〇と言うんだよ」とは教えないので、
英語も母国語と同じやり方(会話の中で習得)で良いということでしょう。

そもそも幼児教材なので、そこまで難しい時制も出てきませんが…!
対策
ペアレンツガイドを読む!繰り返し実践する!ことに尽きるでしょうか…
ペアレンツガイドは、各ステージに付いてくる親向けガイドです。
上記にあるように、何度も出てくる二人称は、何の説明もなく息子は使っています。
英語が苦手な親は、ペアレンツガイドを読むと、大意が書かれています。
とは言え、すぐに忘れてしまうので、
あらかじめ使える場面を想定して覚え、
その場面で繰り返し言葉を使いこんでいくことが必要です。
文法や人称代名詞や時制について、さらにレベルを上げていくには、ワールドワイドキッズでは限界があると感じます。
ワールドワイドキッズは絵本の量が足りない
絵本はstage1からだと、各ステージ4冊で計24冊届きます。
日本語の絵本に比べると、圧倒的に少ないです…
ワールドワイドキッズの絵本に飽きてきたら、自力で英語の絵本を探さないといけません。
今までに図書館の絵本や息子の好きなトーマスの絵本を読みましたが、
親が読むため、きれいな発音でもないし知らない単語もあるし、親も子もストレスを感じていました。
今は、ネットから読み聞かせの動画を探して見ています。
こちらのサイトの会員登録(無料)をすると、 タンブルブックス閲覧サイトに入ることが出来、300冊以上の音声付き絵本を無料で閲覧できるようになります。

息子のお気に入りは「Goodnight,Goodnight,Construction Site」です。
CDのかけ流しの代わりに、この音声付き絵本をループ設定にしてかけ流す日もあります。
パワーショベルは、ワールドワイドキッズでは“power shovel”ですが、この絵本では“excavator”と出てきます。

絵本を読むと、語彙が増えていきますね。
ワールドワイドキッズはアウトプットの場が足りない
ディズニー英語システムでは、メイン・プログラムを購入すればステップ・バイ・ステップで教材の内容を理解しているかのチェックテストがあるようですが、
ワールドワイドキッズには、教材の内容を理解しているかのチェックの場がありません。
せいぜい、オンラインレッスンかワークショップでしょうか。
ワールドワイドキッズは、インプットに強いですが、アウトプットはおうちで行う印象です。
英語が苦手な親は、不安ですよね…
意識的に、子どもにはアウトプットを行う場を設ける必要があります。
オンライン英会話についての記事もご覧いただけると嬉しいです↓
ワールドワイドキッズ オンラインレッスンのレビュー記事はこちら(Talk’n Play online)です。
リップルキッズパークの記事はこちら(親も受講できる子ども専門オンライン英会話)です。
QQキッズの記事はこちら(カランメソッドが受けられるQQキッズ)です。
まとめ
①ワールドワイドキッズは文法の説明がない
→ペアレンツガイドを熟読してまずは親が理解する。それ以上レベルアップするにはワールドワイドキッズだけでは限界がある。
②ワールドワイドキッズは絵本の量が少ない
→ネット情報やCD付き絵本を調達する必要がある。
③ワールドワイドキッズはアウトプットの場が少ない
→オンライン英会話や英語のイベントに参加して、意識的にアウトプットの場を作る必要がある。
とは言え、ワールドワイドキッズは幼児教材なので、上記のことは求めすぎかもしれません。
3歳息子はワールドワイドキッズのおかげで英語が好きですし、英語が日常にあることに全く抵抗がありません。
英語を楽しく感じ、長く続けられる教材としては、良いと思います。

勉強ではなく、英語を楽しむには、ワールドワイドキッズは間違いないです!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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